柑橘苗 香酸系
当農園で取り扱っている、柚子・カボス・スダチ・ライムなど、香酸系の柑橘苗をご紹介します。
果実は扁球形で、大きさは100~130g程度である。10月中旬頃から着色し始め、完着時には鮮黄色となるが、
12月までならせておくと濃黄色になる。含核数は20~30個と多く、種子は丸みがあって大きめである。
肉質は柔軟多汁であるが果汁歩合は低い。病害虫には比較的強い。
大分県の臼杵市、竹田市周辺で、古くから自家用の調味料や薬用として用いるため庭先栽培されていたが、
近年、大分県特産の香酸柑橘として県下全域で栽培されるようになった。来歴は明らかでないが、柚の近緑であると考えられる。
果実は30g程度の小果で果形は扁球形である。10月上旬から緑の退色が始まり、11月中旬には完全着色し橙色となる。
しかし、着色すると香りや酸含量が減少し風味が劣るので、果皮が濃緑色のうちに全て収穫され、未熟果で利用される。
形はレモンよりも丸っぽく、皮の厚さは薄い皮の色は、レモンの黄色と違って緑がかっている。
果肉もいくらか緑色をしており、味はレモンと同様に酸っぱいが、ライム独特の苦味に似た風味がある。
香りもやはりレモンに似ているが、より鋭い、と表現される。
レモンは柑橘類の中では四季咲き性の強い品種である。日本ではリスボン種とユーレカ種の栽培が多い。
樹高は3メートルほどになり、枝には棘がある。果実は紡錘(ラグビーボール)形で、先端に乳頭と呼ばれる突起がある。
最初は緑色をしているが、熟すと黄色になる。
中国で発見された、オレンジとレモンの自然交雑種。果実の形状が丸みを帯び、
完熟すると果皮の色がオレンジがかり、赤みを帯びた黄色になる。酸味がマイルドで香りがよいとされている。
果実は果皮に緑の縦縞模様が入り、果肉がピンク色のユニークなレモンである。木は果実だけでなく、
葉も緑に単色のまだらが入っており、着果数も少なく、アメリカでは果実を目的とした商業栽培より、
観賞用の庭園木として扱われることが多かった。耐寒性は低い。